By sa-toshi
1915年1月25日 起工
1916年1月8日 進水
1916年8月18日 竣工
1916年9月 英国第1巡洋艦戦隊の旗艦
1917年11月17日 第2次ヘリゴラント・バイト海戦に参加
1919年〜1920年 第1次近代化改装工事 防御装甲板を追加、舷側装甲 152 mmへ強化
1934年〜1936年に第2次近代化改装工事 小火器の更新のみ
1939年 第二次世界大戦勃発 本国艦隊所属となり、各方面での護衛任務等に従事
1941年5月 ビスマルク追撃戦に参加
1941年11月 極東へ配備
1941年12月8日 太平洋戦争が開戦、戦艦プリンス・オブ・ウェールズ他の艦艇と共に、マレー半島攻略を意図する日本軍攻撃の任につく
1941年12月10日 日本海軍航空隊による攻撃を受ける。マレー沖海戦。十数発の魚雷を回避するが最終的に5発被雷して大破沈黙。
奇跡的に沈没を免れ、「金剛」「榛名」により曳航され、シンガポール、フィリピンを経由して佐世保へ回航。帝国海軍・連合艦隊へ編入される。
1942年1月 横須賀工廠にて第3次改装工事 主砲を「榛名」「霧島」と同型の45口径四一式36cm連装砲に換装
1942年6月 ミッドウェー海戦に参加。ミッドウェー島を砲撃
1942年8月 第1次ソロモン海戦に参加 輸送船団を砲撃
(この頃より、日米ともに諸事情を鑑みた和平が模索され始める。米側は大規模な反戦運動が盛り上がりを見せ、無理を重ね続けていた日本側も限界であり、占領地域の恒久的維持はとうてい不可能であった。「落としどころ」を双方模索している渦中、欧州の戦局が激変・終戦の為に、太平洋戦争の終結への動きも加速される)
1943年12月 暫定講和 終戦

終戦後は、
1970年 第4次改装 兵装の近代化装備
その前後においても、
「朝鮮戦争」「台湾紛争」「スエズ動乱」「南太平洋紛争」等々に新生日本海軍の主力として貢献。1944年に英国より購入した同型艦『伊吹(レナウン)』と戦隊を組む機会が多く見受けられた。

1979年8月 環太平洋共同演習へ参加のため、当時所属していた第2艦隊所属のまま横須賀を出港。マリアナ沖において、第2艦隊の大半の艦艇とともに消息を絶つ――。
☆1979年時
排水量 : 満載:38,200t
全長 : 242.0m
全幅 : 31.3m
吃水 : 9.3m
機関 : 4基4軸、150,000hp
最大速 : 33ノット
兵装
55口径36センチ全自動連装砲 × 3
45口径15センチ全自動単装砲 × 2
対地・対艦用4連装誘導噴進弾 × 5
対空用20ミリガトリング砲 × 4
対空用8連装対空誘導弾 × 3
対艦用4連装誘導弾発射管 × 5
搭載ヘリ ×2機
☆上陸用舟艇との連携能力は持ち合わせていないため、上陸作戦等での運用は不可能だが、海軍陸戦隊の支援能力は一応保持しており、災害派遣を含めた緊急時において、臨時司令部としての運用もされる。
装甲車・トラック等15両程度収容可能。左舷中央に大型ハッチが存在する。
さて、hideboさんの『伊吹(レナウン)』に遅れること一ヶ月あまり、ようやく僚艦『八雲(レパルス)』の初めてのアップとなりました。
本サイトの更新もままならないような状況ですので、こちらの進捗もまた難航また難航といった具合です。今回は、コンセプトがまとめられずに時間ばかりが過ぎていく感じでした。本サイトのブログに時折写真をアップしていますが、私が遊びで作っている現用架空艦は、考証が非常にいい加減 (というよりも考証が無い、とても苦手なので考えていない) なため、本来は迷う必要もないのですが、「マンネリ」は避けたいという気持ちが先に立ちました。
いずれ本サイトにアップされる『連合艦隊1979』のモデルは、旧海軍の艦体に現用艦の構造物を載せ、適当にでっち上げたものばかりですが、当初はこの八雲も同様の処理で進めるつもりでいました。が、先に製作した『金剛1979』 (写真下↓)とかなり酷似した外観になりそうで面白味に欠けます。
また、タミヤ2008年の新製品ですから、素晴らしいキットなんですよ、これが(;´Д`)。
その繊細なモールドを、わざわざすり潰して失くしてしまうのもちょっと切ない…その点をどうにかするとなると……考えた挙句、最後に残ったプランは、【1980年代の「アイオワ級戦艦」風に仕上げる】というものでした。
詳細はいろいろ製作途中で煮詰めていくとして、ハープーンやらファランクスやらでデコレートすることを基本として、あと何かアクセント (航空機支援設備もしくは、飛行艇支援設備) をつけるという予定で進めていきます。
そういった訳で、上記した「性能諸元」は未記入部分が多々あります。これは追加記入していく予定です。
また、上記の「艦歴」の文字が太くなっている部分は、現実世界から逸脱しています。「マリアナ沖海戦」や「南方玉砕」「沖縄戦」「原爆投下」も回避された歴史を想定しているのですが、あまり架空の歴史記述をいろいろ書いてしまうと、果たしてどうかなという気分もあり、適当にボカした記述にしております。太平洋戦争の話はデリケートな問題であるので、『IF(イフ)』の話はなかなか難しいです。
さて、とにかく製作へと入ります。
【1980年代の「アイオワ級戦艦」風に仕上げる】というコンセプトですので、艦体に関してはあまりいろいろと考えずに組上げていこうと思います。
写真は取り掛かり始めのものですので、この時点では脳内設定は混沌としています。
……ですからたちまち散らかります(|| ゚Д゚)。
「こんごう」の艦橋やらいろいろな物が散乱しています・・・(;´Д`)この時点ではっきりと決めたのは、後部甲板の木甲板モールドを落とすことぐらいです。そこが「航空機支援もしくは、飛行艇支援」のための甲板となります。
ラフのイメージとしては、このような具合です。
36センチ砲塔はピットロードのパーツを使用予定。艦橋近辺の甲板構造はなんとも複雑ですが、極力活かしてみたいと思っています。
この部分は、ヘリ甲板とするのが無難な広さのようです。この後、木甲板のモールドを削り落とします。
今回は、必要に応じて組みの作業と塗装作業を適宜行っていこうと思います。この段階でデッキタンを吹いておきます。艦体の構造上、後ではとても塗りにくい箇所等あるようです。
乏しい内容ですが、とりあえず最初のアップはここまでとします。( ´ー`)
この後、引き続き艦体を作っていく予定です。  =2008.6.15記

さて、更新に1カ月以上の間が空いてしまいましたが、作業は少しずつ進行しています。
艦体の塗装をまた進めるために、今度は前に吹いたデッキタン部分をマスキングテープでカバーしておきます。
艦体にタミヤ缶のニュートラルグレーを吹きつけ。
私は現用架空艦の艦体色はこの色で統一してやっています。現用護衛艦のように、軍艦色より明るい色合いにしたかったためです。
艦体の底パーツを、艦底色で吹きつけ。これらのパーツは艦体と接着し、継ぎ目処理等したうえでマスキングというのが正当だと思います。が、私は結構そのまま塗ってしまうことが多いです。ウォーターラインモデルなら、この部分はあまり気にしなくてもいいのでは……といつも思っています。
塗装終了。この甲板部分はヘリ甲板にする予定なので、本来この場所に設置するはずの後部マストをどう扱うか考える必要があります。
マスキングはまあまあの仕上がりです。一部気になったところはタッチアップでごまかします。
艦底パーツを接着し、今後の段取りをあれこれと考えました。
正直に言うと、先にレパルスとしてまず一隻、素組みで作ってからのほうが、なにかとやり易かったかもしれません。構造を把握していないと、アレンジするプランもなかなか浮かんでこないです。
……実際、かなりスランプだと思います・・・(;´Д`)。
とりあえずは不要になると思われる穴などはパテと瞬着で埋めています。
後部マストはキットのものは使用せず、「こんごう」のメインマストを流用してみることにしました。
取り付け位置はこの場所以外無さそうです。これは仮組みの状態です。
下部艦橋は屋根が一部しかないので、ここは全面的にハコに変えてしまいます。積層プラバンで開放部をすべて埋めます。
あとでエッチングの窓枠をつける予定です。
だいぶ脳内設計が出来上がってきました。このブロックに近代装備をいろいろと取り付けることになります。煙突は基本的にそのままです。ガスタービンエンジンへの換装というのも手ですが、あえて止めました。煙突を変更してしまうと、この周囲の甲板をそのままにしておく理由付けが乏しくなるような気がしました。
ここでまた各々のパーツを塗装。この部分は甲板を積み上げていく構造なので、先に塗ったほうが良いようです。これはそのままレパルスとして作る場合でも同じです。
塗料が乾いたらそのまま接着して一気に組上げました。
ちょっと写真がピンボケ気味ですが、この段階でエッジの部分などを中心に、薄めたフラットブラックでウォッシングしておきます。
なんだか妙に慌てて組上げているように見えるかもしれませんが、ひとまずこれで「進水」といったところです。
hideboさんのほうの製作は快進撃といった感がありますが、こちらは鈍いペースで進行となるため、なかなか追いつけません(ノToT)。ただ、迷うポイントはおおむね通過してしまったので、あとは時間さえ確保出来ればサクサク進められるような気はします。
まぁその時間の確保というのが最大の難関なんですが c(`Д´c)。
「文章がなんだか淡々としている」という印象を持たれる方もいるかも知れません。ウェブ制作もなかなか集中できないような環境でやっていますので、御容赦下さい =2008.7.27記

前回に引き続き、艦体の組上げをすすめていきます。
上の2枚・下部艦橋、上部艦橋ともに窓枠部分のモールドをエッチングに置き換える作業をしています。比較的大掛かりな改造をしない場合でも、これだけはやっておきたいところです。
左の写真・マスト部分の仮組みです。
オリジナルでは3本マスト形態ですが、下部艦橋を完全にハコにしたこともあり、そのままではなく少々アレンジ。
タイコンデロガ級のマストを流用しています。サイズなどはぴったりです。
主砲塔は「霧島」「榛名」と同じでナックルが無いタイプの36センチ砲、ピットロードのものを使用し、砲身は真鍮パーツを使用します。このあたりのものも全て数年前からの在庫を使用しています。(・∀・)
主砲も仕上がってきたところで、これとマスト部分 (組上げ前の状態)の塗装をこの段階で処理しておきます。
塗装完了。艦体と同じくタミヤ缶のニュートラルグレーです。
マスト部分の組上げです。まだ艤装前ということでかなりアッサリとした感じがします。下部艦橋手前には装甲で覆われた司令塔がありましたが、それは撤去しました。
あまり考証等留意していませんが、やはり広さを考えると下部艦橋がメインになるのだと思います・・・(;´Д`)上は狭すぎますね。艦体に接着します。
砲身の防水布部分、煙突キャップなどを塗装し、艦体に取り付けます。
「こんごう」から流用の後部マストも艦体に接着……これで艤装を残してほぼ完成となりました。
この煙突近辺に装甲トマホークランチャー・ハープーン・シースパロー・ファランクスなどを配置する予定。
エッチングの手すりなどについては、ちょっと迷いはあるのですが、取り付けない可能性が高いです。あれは辛い作業なので(;゚д゚)ァ....今回の製作・更新はいくらか早いテンポでいけました。まぁ、満足はしていない訳ですが、 いろいろあって(´▽`*)なかなか没頭出来ない状態が続いています。次回の更新で竣工となります。           =2008.8.9記
また、随分と更新まで時間を費やしてしまいました。・・・(;´Д`)。
艤装作業の写真を消失したりとトラブルが続きましたが、今回でひとまず竣工となります。
ポート類を甲板上に配置。オレンジ色のがそれです。
この段階で「海軍陸戦隊の支援能力。および臨時司令部機能」を付加しようと思いつき、左舷にシャッターを取り付け始めました。
塗装するとこのような具合に……車両類の出入り口を付けてやらねばリアリティに欠けると思ったので……ただ、かなり高さが足りないので物理的にはかなり「ウソ」が目立つ仕上がりになりました。
トラックや装甲車の類はヘリ甲板上に接着しました。
第2砲塔の上には日の丸を入れました。
後方には4連装のトマホーク・ランチャーを3基配置。
艦首には菊花紋章を……これはリニューアルパーツのものを使用しています。
個人的嗜好としては、「戦艦にはデリックは必要。さまになる」と考えているので、現用艦としてのリアリティは度外視して装備しました。
トマホーク、ハープーン、シースパロー、ファランクス等かなりオーバーに装備しています。
スペックに関しては次回更新で記述したいと思います。
ひとまずはこれで「竣工」です。
約半年で完成というのは、私としては非常に早いペースでした。
コラボレーションサイトでの姉妹艦の競作ということもあり、いままでのものとは違うプレッシャーがあり、あまり満足のいく仕上がりではありませんが、「第1次改装」等、手を入れるチャンスはまだあると思うので、気長に考えるつもりです。
大慌てでの更新となりました。姉妹艦・伊吹との競演も控えていますが、出来ればその前にもう少し写真など載せてみたいと考えています。  =2008.11.21記
以下、伊吹との競演を前に、いくつか写真を載せてみます。
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