今回使用するキットです。メインのベースキットとしてTAMIYA製「レパルス」、例によっての部品取りに使用するのはピットロード製「モスクワ」です。この組合せを見たら、大体どんな艦になるかは想像出来てしまいますね。 ^_^; |
|
「レパルス」のキットとしての特徴で、ハルが左右二分割になっていると言うこと。艦体ベース(艦底板)に横フレームを渡し、左右の舷側パーツを接着して組立てる構造です。WLモデルも左右分割方式のものが増えてきたようですね。このお陰で、キットのモールドなどはとてもシャープに出来ています。 | |
「レパルス」と「モスクワ」の艦体を並べてみました。余った「モスクワ」は新巡洋護衛艦製作のベースとして活用するつもりです。しかし、ロシアの現用巡洋艦はでかい!! | |
「モスクワ」の艦橋構造物です。以前、ロシア空母「アドミラル・クズネッツォフ」ベースに航空護衛艦「翔鷹」製作時にも書かせていただいた気がしますが、私はロシア艦の艦上構造物って無骨でとっても好きです。 |
|
取敢えず、「レパルス」上に「モスクワ」艦橋を乗せてみました。sa-toshiさんも言ってらっしゃいましたが、「レナウン」級の甲板構造って実に複雑です。巧く活用できればと思っていましたが、チョッと無理みたいです。 |
|
ハル艦底部分を製作して行きます。ジャンクパーツの中から、ニチモの30センチシリーズ戦艦「陸奥」の艦底パーツを引張り出し、艦の中心線上に艦底部分のシルエットを抜いた形のプラ板を立てておいてから左右二分割に割った「陸奥」の艦底を貼付け、足りない部分にポリパテを盛り付けて行きます。 |
|
で、毎度のごとくこれらを耐水ペーパーで整形→サフ吹き→パテ盛り→整形→サフ吹きを綺麗な形、痘痕が無くなるまでひたすら繰り返します。 |
|
後甲板の改造に移ります。本艦は前甲板に有った第二主砲を後甲板に移設した設定です。艦の構造自体がそれを容易にしてくれています(^。^) 第三主砲の前のデルタ部分を切り取り‥‥‥、 |
|
そこへ第二主砲バーベット部分を切り出して取付けるだけ。実に簡単です。 | |
え?何故撤去せずに移設なのかって?それは私が単に大艦巨砲主義者だからです(笑) | |
上甲板を加工します。本艦の両サイドには対艦ミサイルキャニスターが載りますので耐熱構造にしてやらねばなりません。従って、木甲板は撤去です。 | |
艦底艦尾部のスクリューシャフトなどを取り付け。スクリューシャフトパーツは連斬「大和」より拝借しています。左上はサフ吹き前、右上がサフ吹き後です。 |
|
最終サフ吹き後の画像です。主砲が載っておりますが、これは「レパルス」付属のものではなく、PT社の「WW-U日本海軍艦船装備セット(V)」より45口径四一式36cm連装砲を使用します。今回はここまでです。次回は艦上装備品の偽装までUp予定です。 |
|
さて、久しぶりの更新ですが、とにかく進めて行きましょう。前回までの艦体上甲板に中央構造物を載せました。艦橋を含むこの部分はロシアミサイル巡洋艦『モスクワ』のものを加工して使用します。艦橋より後部の煙突部分は仮乗せ状態で接着はしておりません。 | |
上は、後部構造物(後楼)です。ヘリ甲板を付けようとも思ったのですが、「昔の面影を残そう」かな?ってな気持ちも有って組立ててみましたが、いやいや、この『レパルス』、タミヤさんったら良い仕事していますよ。探照灯やら細かい部品のディティールのシャープで細かいこと!!巣組みでも充分に雰囲気出ると思います。今度もう1セット購入して忠実に作って見たくなりました。 | |
上の画像は、ニチモ製1/700戦艦「大和」の艦橋を組立てたものです。当時は一番ディティールが良いと評価されていたモデルです。十数年ぶりに組立て(最近は艦底部分しか使用していませんでしたので^_^;)て見ましたが、中々良い出来です。オリジナルの『モスクワ』の艦橋のそのままでは、些かつまらないので、これを使って何とかしてみたいと思います。 | |
取敢えず載せて見ました。後々バランスを取って行こうと思います。 | |
上二枚の画像は何れも仮載せです。これから全体のバランスを見ながら細かい部分を詰めて行きます。短いですが今回はここまでとなります。 | |
さて、木甲板を先にデッキタンで塗装した後、いよいよ偽装に入って行きます。艦橋周辺の構造物ですが、煙突部分を約4mm嵩上げし、ミサイルキャニスター最後部から周辺デッキを作ってやりました。ここには内火艇を置いてやる予定です。艦橋の後ろの部分が黄色っぽくなっているのは、切取られて大きく開いている『モスクワ』のアンテナマストの部分に光硬化パテで埋め立ている為です。 | |
左と下の画像が後部デッキ組付け後です。 | |
艦舷のミサイル取付け後、木甲板部をマスキング。 | |
こちらは後部甲板をマスキングした様子です。甲板上の突起ディティール部分はテープを切り抜いています。 | |
これは、『レパルス』の後鐘楼構造部品で、それに、『モスクワ』のレーダー関連パーツを組み合わせています。これには大型対艦誘導弾のイルミネータ的な設定を持たせます。 | |
ピットロード製エッチングパーツのラティスマストをチョイスして取り付け。このエッチングパーツ、「大和し麗し」では重宝してきたのですが、もう絶版とのこと。『伊吹』で手摺を含め、最後の在庫を使い切りました。艦橋トップの測距儀はニチモの『大和』のパーツを加工してあります。 | |
『モスクワ』のパーツやジャンクパーツを駆使して偽装をほぼ完了。手摺もこの段階で取り付け。 | |
まず、艦全体を「呉海軍工廠グレー」にて塗装し、木甲板のマスキングを剥がしておきます。本当なら艦底色から塗っていく(グレー系の色は赤系の隠蔽力が高いため)のですが、この艦の場合、艦底部分のバルジが大きく膨らんでいる為、マスキングのしやすさから、通常とは逆の順序で塗って行きます。 | |
艦の上部をビニールとテープでマスキングし、喫水の帯の色となるグンゼのガルグレイで塗装し、乾燥してから帯をマスクして艦底色を吹きます。下画像は乾燥後マスキングを剥がした所です。 | |
ここで、「大和し麗し」ではお馴染みの方法でディスプレイスタンドを作って行きます。まず、フラグシップさんで購入した木製ベース版とハンズで購入した「ホワイト丸パイプNo290(10mm径)」を用意 | |
ベース板の裏側に穴の位置をマーキングし、艦底の穴あけ位置にも印を付けておいた後、ザグリ(木ねじの頭が板の表面より引っ込むように加工する事)をしてから艦を取付けるコースレッドと言う木ネジが通る穴を開口。 | |
ホワイト丸パイプを使用する長さに切断してコースレッドに通し、後は艦底に穴を開けて取付ければ終了です。 | |
スクリューはこれもお馴染み、タカラ連斬「亡国のイージス仙石バージョン」より拝借。 | |
毎度の事ながら、連斬シリーズは重宝してます。でも大分在庫も少なくなってまいりました^_^; | |
塗装して大分引き締まりました。後は主砲関連ですが、こちらはネットで発注した真鍮砲身の到着待ちです。次回には主砲の製作、取り付け、デカール貼り、汚し、旗付け等を施して竣工となる予定ではおります。というわけで、今回はここまでです。 | |
大分間が開いてしまいましたが、ここから一気に竣工まで行きます。 さて、左の画像は空中線張りに使う道具と材料です。毎度の事ながら、材料はフラッグシップ製Ф0.08mm銅線を使用。テグスを使うより結び目が大きくならず、扱いやすいと思います。 |
|
ピットロード製の現用艦装備品セットより、旗箱をチョイスし、裏側にピンバイスで穴を開けておきます。 | |
旗箱をマストの基部付近のそれらしき場所(笑)に取り付け。細かいです^_^; | |
調度良い大きさのものに、銅線を必要な本数の分だけ巻きつけておきます。 | |
旗箱に開けて置いた穴に、銅線のよった端を差込み瞬間接着剤で固定し、一本一本をマストの上部に張って行きます。 | |
煙突その他、残った部分の塗装をした後、艦名や艦番等のデカールを貼付けします。左は艦名。「い」「ぶ」「き」を左右両舷に貼付け。 デカールは貼付け後、つや消しのトップコートを吹いておきます。 |
|
エナメルカラーを使って汚しを施し汚し、ここに巡洋装甲護衛艦『伊吹』、竣工です。これでこのコーナーが終了したわけでは有りません。後日、sa-toshiさん製作、巡洋戦艦『八雲』とのランデブーが待っています。ご期待下さい!! | |